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冬至 [日記、雑感]

冬至。
北半球において、
日の出から日の入りまでの時間が
もっとも短い(=夜が長い)日のこと。
冬至がいつかは天文学的に決まり、
毎年、12月21日か22日。
南半球では同じ日が、もっとも昼の長い日になる。

なぜ、夜が長くなるのでしょう。
ひとことで言うと、「地球の回転軸が傾いているから」です。
地球の回転(自転)軸を地軸といいますが、
地軸は1年をかけて太陽の周りを回る「公転面」に対して、
約23.4度の角度を持っています。

この傾きが太陽の方に向いている時期は、
暑く、昼が長くなります。
反対に、太陽の逆の方に向いている時期は、
寒く、昼が短くなります。

冬至の日前後は、北極圏(緯度66.6度以北)では、
24時間、太陽が顔を出すことがありません
(うす明るくはなります)。
これを極夜(きょくや)といいます。白夜の反対です。

逆に、最も日が長い日が夏至(げし)です。
この日本の呼び方は、
二十四節気(にじゅうしせっき)という古い暦からきています。

冬至の食べ物といえばかぼちゃ。
ところで、なぜ冬至にはかぼちゃなのでしょう。
かぼちゃの原産地は中南米。
もともと暑い国の野菜なので、
かぼちゃは夏から秋にかけて収穫されます。
ただ、カットさえしなければ、
風通しの涼しい場所で2~3か月保存することが可能です。

かぼちゃは、体内でビタミンAに変わるカロテンや、
ビタミンB1、B2、C、E、
食物繊維をたっぷり含んだ緑黄色野菜。
新鮮な野菜が少なくなる時期、
これからの冬を乗り切るためにも、
冬至という節目の日にかぼちゃを味わって
栄養をつけよう・・・という先人の知恵なのです。

ただ、江戸時代の文献には
「冬至にかぼちゃ」という記述はなく、
明治以降に生まれた比較的新しい習慣と考えられています。

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